ベーシック10内容その2(深層部の開放)

ロルフィングの記事

ロルフィング・ベーシック10の第4セッション~第7セッションの内容です。

第4セッション~第7セッションは深層部の解放を目的としたセッションです。

深層部の開放
第4セッション 脚の内部・骨盤底
脚の内側面から骨盤底(骨盤の底をふさいでいるハンモック状の筋肉)にかけてのつながりがテーマです。座りっぱなしの生活や妊娠・出産時の衝撃は、骨盤底の動きを麻痺させ、いわゆる「骨盤の歪み」を引き起こします。足の内側から骨盤底へとつながる筋膜のバランスを改善することで、歩くときの脚と骨盤のやわらかく自由な動きが生まれてきます。ヨガや座禅の世界では骨盤底が目覚めることにより、身体の中心を上昇するエネルギーが感じられると言われています。
第5セッション 腹部の空間の確立
コア=内臓の収まっている空間がテーマです。そこには内臓だけでなく、歩行と呼吸に深く関わる大腰筋が眠っています。大腰筋が緊張して縮んでいると、呼吸は浅くなり、反り腰や、その逆に腰を丸めた姿勢になってしまいます。慢性化した腰痛とも密接に関わり合っています。大腰筋がリラックスすることで、姿勢が安定し、歩くときにも一歩一歩がよりのびやかに、軽く感じられてくるでしょう。
第6セッション 背骨・仙骨の自由な動き
後頭部から足裏まで、身体の背中側の筋膜のつながりがテーマです。長時間のデスクワークは背中や腰、お尻の筋肉に大きな負担をかけます。背面の筋膜の強張りがほどけると、背骨とともに仙骨(骨盤の中央の骨)の動きが自由になるとともに、気づかなかった負担から開放され、筋肉は深いリラックスを感じます。普段意識することの少ない背面の広がりを感じて歩くと、誰かが背中を押してくれているような、スムーズさと楽さが生まれてくるでしょう。
第7セッション 首・頭の解放
テーマは頭部のバランス。肩周り、胸部、首、頭部へアプローチします。目の使い方やアゴの緊張は、ストレートネックや顎関節症とも深く関わっています。頭部のバランスは目、鼻、耳、舌から入ってくる情報に敏感に反応します。
それらの感覚を意識したり、刺激することで、感じることと姿勢や動作をつなげていきます。頭部が自由になると、歩くことはよりスムーズに。身体は軽くなり、呼吸は外へ広がっていきます。

引用元:日本ロルフィング協会

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